直感が人生の羅針盤となり、幸せ度を高め続ける女性。
日本とイスラエルの(心の)距離を縮めることが出来る唯一無二の存在。
原 玲奈

2020.9.4
第6回目の対談ゲストは、イスラエルの良さを日本に伝える活動を行っている原玲奈さん。
原玲奈さん(以後、原さんと記す)と吉本の出会いは2017年頃。原さんのご主人が当時経営していた焼肉屋に吉本が客として訪れたことがキッカケとなる。来店を重ねる毎にご主人と意気投合し、やがて家族ぐるみの付き合いになったと云う。そんな中、妻である玲奈さんの活動を知り、感銘を受けた吉本が対談のオファーをしたというもの。
原さんがイスラエルに魅了されたのは2年程前のことで、それまでにも様々な国や地域の魅力に触れてきた。
「若い頃は昼夜逆転の生活を送っていた」と話す原さんは、2010年にワーキングホリデーで訪れたオーストラリアでの生活が人生を変えたのだと云う。

ターニングポイント

オーストラリアに1年間滞在していた原さんは、その半分の時間を畑仕事に費やしていた。「バッパー」(バックパッカーズホテル)と呼ばれる格安宿で暮らしていたが、毎朝5時台に起きて眠い目をこすりながら担当の畑のチームと車に乗って畑へ行くという毎日。
原さんは、「早起きが大の苦手でしたが、綺麗な朝日がご褒美。ひんやりした空気に目が覚めるくらいの冷たい朝露。全部が新鮮でした。」と、当時を振り返る。仕事自体は大変なこともあったようであるが、この生活がきっかけで、”自然のなかで過ごすのが好き”だということを気付き始めたとのこと。
オーストラリアに行くまでは一人暮らしもしたことがなく、小さな虫でも叫んでしまっていた原さんは、このワーキングホリデーをキッカケに価値観が大きく変わったのだと云う。

屋久島

オーストラリアから帰国後、原さんはとあるキッカケで屋久島の森を見て、「香りを嗅ぎたい。」そう思い立ち約6~7年前に屋久島へ行く。
実際に行ってみると今まで経験したことのない圧倒的な自然が目の前に広がっており、他の場所とは何かが違う、日本でも海外でもない異次元感に魅了されて、一瞬で虜になったと云う。ちなみに、原さんは屋久島のことを異次元アイランドと呼んでいるw
原さんは、「島自体がすごくパワフルなんです。島が生きている、そんな言葉がぴったりで、まるで何か大きな生命体のよう。あるひとは「神様の上を歩いているみたい」そう言っていましたが、それくらいとても神秘に溢れた島です」と、目を輝かせて屋久島の魅力を語る。そして、屋久島でも原さんに大きな変化があった。そのひとつが「雨」。それまで雨が苦手で、天気が悪いと体調も気分も悪くなっていたとのことであるが、屋久島との出会いで今や「雨の日も好き」、「雨の日も楽しい」そう感じるようになったと云う。
屋久島の自然に触れると、気付けば身体に意識が向いて五感を感じて過ごすことができ、普段感じることのない足の裏をも感じれるため、「地に足が付く」その体感が得られる。
「屋久島でしか味わうことができない特別な時間が待っています。わたしにとって屋久島は”魂の故郷”です。」とのこと。

イスラエル

「世界中の祈りが集まる場所を見てみたい」そう思ったのが、原さんがイスラエルに行く最初のキッカケだった。
実際に行ってみて感じたイスラエルは想像とは随分違っていたようで、エルサレムでは新市街にはトラム(路面電車)が走り、お洒落なオープンテラスのカフェがある。そのすぐ近くに歴史を肌で感じられる石畳の旧市街がある、というような町並みだった。そして、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの宗教の聖地が徒歩10分圏内にあるという状況に、「何この国!もっと知りたい!」と、一気に惹きつけられたのだと云う。
そこで生活している人たちからも、他の国とは違う「何か」を感じ、イスラエルの不思議な魅力に一気に吸い込まれた。同時に、日本にはイスラエルのガイドブックが殆ど発売されていないことに気付き、「イスラエルのガイドブックを作りたい」という思いも湧いてきて、そこから原さんのイスラエルガイドブック作りが始まった。
「わたしにとってイスラエルは”師”です。」と話す原さんは、ガイドブックに留まらずイスラエルの魅力を伝えるサイト「もっと近くにイスラエル」も立ち上げ、活動域は確実に拡がっている。

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