2021.12.14
第10回目の対談ゲストは、株式会社NIコンサルティングの代表取締役、長尾一洋さん。
㈱NIコンサルティング(以降、同社と記す)は、経営コンサルティング事業、教育研修事業、M&A事業の3本柱であらゆる企業をサポートしている。東京都港区に本社を置き、北海道から九州まで全国規模で拠点を構えている。
長尾社長と吉本の出会いは同社が販売している営業支援ツール、SFA(Sales Force Assistant)のセミナーに吉本が参加した事がキッカケとなる。そのセミナーで吉本は長尾社長に一目惚れ。2回連続でセミナーに参加したほどである。
長尾社長は1965年に広島市に生まれ、横浜の大学に進学するまでは広島で過ごした。大学卒業後は経営コンサルティング会社に入社。そこで中小企業の厳しい経営環境を目の当たりにした長尾社長は、独立して低コストで経営支援を行うことを決意する。
1991年(平成3年)3月に㈱リンクスジャパン(現、㈱NIコンサルティング)を設立。事務所は広島市内のマンション1室のうち1部屋を間借りするところからのスタートだった。1998年(平成10年)には自社開発のコンサルティングパッケージソフト「顧客創造日報」を発売。手書きの日報が当たり前の時代、セールスは厳しいものだったが、根気よくセミナー(勉強会)を開催し、販路を拡げた。
もっと説得力のあるものにしないとITの話を聞いてくれないのでは無いか?
当時若かった長尾社長はこう悩んだ。セミナーの受講者は年配者が多かったことから、ITのことを話したところであまり心に突き刺さっている感触が無かったと云う。そこで、「孫子に学ぶIT活用」と称し、孫子の兵法と現在のビジネスに織り交ぜた内容にシフトチェンジする。それが功を奏し、今では有名女優を起用したテレビCMを打つほどにまで成長拡大し、確固たる地位を築いている。